※えっちぃじゃないです。内容がちょっちあれなんで、こっちに掲載していただきました
「アスカ……」
「シンジぃ……」
2人はベッドの上で、お互いの名前を呼び合いながら、ちちくりあっていた。
シンジは、アスカのかわいらしい乳房にむしゃぶりつき、おいしそうに音を立てながら吸っている。アスカの方は、そんなシンジの愛撫に切ない吐息を漏らし、快楽に身を任せていた。
アスカの喘ぎ声は、シンジの耳の奥をくすぐり、興奮させる。それを聞くとシンジはさらにアスカの身体に指を舌をはしらせる。2人は何度も身体を重ねていて、シンジはアスカの感じるポイントを心得ていた。焦らし方も。
しかし、今日は違っていた。シンジの方はいつもより、目を血走らせており、早く挿れたい! とばかりに、息づかいも荒かった。気持ちだけが焦っていた。
それもそのはず、今日は生まれて初めて、シンジは『なま』でできるのだ。コンドームを装着したときと、『なま』では天と地ほどの差があるという。シンジは、その『なま』という言葉に胸を躍らせていた。
そして、ことの起こりは、ヒカリの情報だった。
おんなのこのぴんく
新鷲のあ
ヒカリの家にアスカが泊まりにいったときの夜の話であった。部屋の灯りを消し、もういつでも眠れる状態になって、2人は話をしていた。
ヒカリもトウジと付き合いだして数ヶ月が過ぎ、アスカたちと同様その2人も最後までいたしている関係だ。
「ねえ、ヒカリ、ヒカリはいったことある? どんな感じ?」
「アスカ、ないの? 私もきょう、それをアスカに聞こうと思ってたのよ。
ということは、2人ともないのね」
はああああ〜。
2人で大きなため息を付いた。
「ヒカリもないのね。だって、ふつうにしてても気持ちよくない?
いくってどんな感じなんだろう。もっと気持ちいいのかなぁ。
でも、あんなに気持ちいいのにもっとよくなったら、アタシどうにかなっちゃうかも」
「そうなのよねぇ。
でも、男って毎回ちゃんといくじゃない。いった証拠も出るし。
女性はどうしたら分かるのかなぁ」
「ヒカリ、ちゃんといったら報告するのよ!」
「アスカこそ、アスカは碇君と一緒に住んでるんだからいつでもできるじゃない。
アスカの方が絶対に先に経験するって」
根拠もナシにヒカリは力説した。そして、ヒカリは思い出したようにアスカにいった。
「そうだ、アスカ。生理中にえっちしたらね、面白いことが起こるんだって」
「なに、それ?」
面白いことという言葉に反応してアスカはヒカリに先をいうよう促す。
「生理中って『なま』でしても、妊娠する確率ってゼロに近いじゃない。
その時にするとね、ピンクになるんだって」
「ピンク!?」
「そう、ピンク。なんかすごく興味ない?」
「でも、生理中って、そういうコトしたいって思わないんだけど、ヒカリは?」
突然の質問に少し驚いたのか、ヒカリは一瞬言葉を詰まらせる。
「私は、その、したいって思うのよね〜」
恥ずかしそうに、ヒカリは下を向いていった。
「そっか。で、ヒカリは試したの?」
興味津々の様子でアスカは尋ねる。
「ううん、まだ。
アスカと違って、私たちは一緒に住んでないでしょ。
だから、そんなにチャンスってなくって……」
「ふうん、でも、ピンクかぁ、気になるな〜」
「でしょ? そう思うでしょ?
だからさ、アスカ、今度試してみてよ。
私も何とかチャンスを作って頑張るようにはしたいけど」
「そりゃあ、気にはなるけど、ヒカリが試せばいいじゃん。ホテルにでも行ってさ〜」
なんだか煮え切らない態度で、ヒカリに押しつけようとするアスカ。
「ホテルなんて、そんなお金があるわけないじゃない!」
「そ、それもそうね、高いもんね、けっこう」
「そうよ、だから、アスカにチャレンジしてもらいたいのよ」
目をきらきらと輝かせて、アスカに何とかやらせようとヒカリはすすめた。その押しに負けたのか、好奇心に負けたのか、もしくはその両方に負けたのか、アスカは試してみようという気になった。
「OK、ヒカリがそんなに言うなら、やってみる。
でも、期待しないでね。相手はあのバカシンジだよ。
血みたら貧血起こすんだから……」
アスカはそう言った後、一抹の不安を感じていた。
シンジは、指をちょっと切って、血を流しただけでも、ふら〜っと倒れてしまうような弱い男の子だったのだ。そんなシンジに生理中のエッチなんて出来るんだろうか、と。
「ところで、ヒカリ、何日目くらいにすればいいわけ?
アタシけっこう重いから、2,3日目っていうならパスね。
いくらなんでも、スプラッタなのはしたくないわよ」
「え? ええ、そ、そうね。
でも、そこまではよく分からないけど、
終わりの方でいいんじゃない?」
ヒカリは戸惑っていた。よく考えてみればそうだ。2日目なんて、下着を脱いで1分も経たない間に流れ出てくるはずだし、そんな中エッチなんてしたら、どんな悲惨な状態になることか。いくら何でもピンクだ、何だのっていってる場合ではない。ヒカリが聞いた情報は、生理中にエッチをすればピンクになるということだけだったから、ヒカリはよく分からなかったので、曖昧な返答をした。
それから、2週間程して、ピンクなチャンスがやってきた。
生理も程なく終わる5日目の夜、アスカがシンジに言ったのだ。
「ねえ、シンジぃ。今夜なら……『なま』でしていいよ」
「え!? ほ、本当に?」
シンジは声にならないほどの喜びを感じていた。コンドームなどつけていてはどんなに薄いといってもこすってくれるのは所詮ゴム。ぷにゅぷにゅの皮膚に敵うわけはなかった。
そして、シンジはアスカの要望もあって前戯もそこそこに、自分のモノを中へと挿入した。
ずずずっ、ずぷっ、じゅっぷっ。
生理中ということもあって、すんなりとアスカの中へ入っていった。
そして、シンジはこの上ない快感を感じていた。いつもの気持ちよさなんて、コートの上からかゆい背中をかいていたに過ぎなかった。いまは、直接かゆいところをかいている!!!
シンジは余りの気持ちよさに我を忘れて腰を振っていた。
アスカの方も、生理中は膣が敏感になっていることもあり、また、いつもとは違う皮膚の感触に全身を走る電撃のような快感を感じていた。
「あん、あん、あん、シンジぃ」
「アスカ、アスカ、アスカ!!!」
そして、いつものようにシンジが1人で果てた。
そのあと、2人はつながったまま、しばらく余韻に浸っていた。いつもなら、後の処理をしなければならないため、すぐに身体を放し、ティッシュの元へといっていたシンジも、きょうは、そんなことをするのはいつでもいい。だから、2人はそのままの体勢でキスをしながら、抱き合っていた。
それから数分が過ぎ、どちらからともなく身体が離れると、シンジはティッシュで自分のモノを拭く。
バタッ!
そのティッシュについた、わずかな血を見ただけで、シンジはその場に倒れてしまった。
「バカシンジ! ちょっと、なにやってんのよ、倒れてる場合じゃないわよ!
ピンク見るんでしょ!? ……ってそれは、言ってなかったわね。
ほんっとに、バカなんだから!」
アスカは、倒れたシンジの肩を揺らしながら大声で叫んだ。
だが、その声も空しく、シンジは気絶したままだった。
何度声をかけても目を覚まさないシンジをおいて、アスカは、バスルームへ行った。股間から流れるピンク色の液体を眺めながら、熱いシャワーで汗を流した。
そして、シンジは、次の日の朝、
「へっくちょ!」
自分のくしゃみで目が覚めた。
おわり
−後書き−
ううう、なんだか面白くない話でしたね。最後までつまらね〜と思いながらも読んでくださった方々どうもありがとうございました。
この話で私がなにを言いたかったのかというと、ピンクになるよということです。人によっては(時期によっては?)オレンジ色にも見えるそうです。
もし、興味のある方は、試してみてください。といっても、あまりお薦めしませんが。経血は、栄養が豊富で雑菌が繁殖しやすいため、男性の方にもあまりよいとは言えません。ですが、自分の白血球に自信があって、僕(私)は健康よ! という人は、チャレンジしてみるのもいいかもしれません。
私のまわりでもこれを試した人は何人かいますが、誰も病気にはなりませんでした。だから、意外と大丈夫なのかもしれませんが、そういう危険もあるということを理解した上でしてみたい方はどうぞ。万が一病気になっても私は責任負いませんので、ご自分の判断でしてくださいね。
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