「ねえ、シンジぃ」
アスカがかわいらしい声を出し、身体をくねくねさせながら、シンジにすり寄っていく。
「な、なにかな、アスカ」
アスカのこの態度は、『お願い』の前触れだ。ドキドキしながらシンジはアスカの次の言葉を待っていた。「しよっ♪」という言葉を。
「シンジぃ、アタシ〜、えろげーしたいな」
「え!?」
アスカの「えろげー」という言葉に反応するシンジ。僕の聞き違い? とばかりに聞き返す。
「だからぁ、えろげーしたいの。シンジ、買ってきて」
「えろげー??」
「そうよ、何度も聞かないでよ」
「あ、あの、それってあ〜んなことやこ〜んなことをするゲームのこと?」
「当たり前じゃない」
「も、もしかして、その、別名美少女ゲームともいう」
「そ・う・よ!」
何度も回りくどく聞き返すシンジにアスカはイライラしてきたのか少しずつ声を大きくする。
「で、でも、それって、18歳以上じゃないと買っちゃいけないやつなんじゃぁ??」
「うっさいわね、アタシはそれがどうしてもやりたいの。
 だから、今すぐ買ってくるのよ!」
「い、今すぐったって、そんな……」
「ああ、もう、つべこべ言わないの、さっさと変装して買ってこい!」
アスカはそういうとシンジの尻をけっ飛ばした。
「あ、シンジ、女の子いっぱいでてくるヤツね。
 アタシが終わったら、アンタにもやらせてあげるわよ」
アスカは、アタシって優しいでしょ、というようにそう言った。
シンジはガックリと肩を落としながら、渋々変装をしてオタクの街へと繰り出していった。

 

 

 

 

 

えろげ〜♪

 新鷲のあ

 

 

 

 

 

シンジは、オタクの街につくと初めて見る景色にきょろきょろしながらも、美少女ゲームが売っている店を探した。それは、すぐに見つかった。あっちにもこっちにもそういう店があるからだ。そして、1つの店にシンジは入った。店の中は、大学生くらいの兄ちゃんがレジに座り、あとは、ちらほらと客が品定めをしているといったくらいだった。
シンジは初めて見るえろげーの宝庫に目をちかちかさせていた。アニメの絵とはいえ、霰もない姿の女の子達がいっぱい印刷されているパッケージは、14歳のシンジにとって刺激的すぎた。もちろん、アスカとはときどきエッチをしてはいるが、それでも、彼を勃たせるには十分すぎるものだった。少し変な体勢で、見回しているシンジに客は目もくれず、ゲームをあさっている。シンジはどれを選んでいいのか分からず、オロオロしていた。
その時、1人の男性が声をかけた。
「何かお探しですか?」
声をかけたのは、店の店員だった。初めてこの店に来て、初めて買いに来たのだと一目でわかるシンジが哀れになったのか、それとも、いいカモだと思ったのかは不明だが、その兄ちゃんはシンジに訊ねた。
「え? あ、あの、その」
もじもじしているシンジに、兄ちゃんは、
「どういったものがお好みですか?」
と聞いた。アドバイスをしてくれようというのだ。
「えっと、その……女の子がいっぱいでてくるような……」
アスカに言われたとおりのことを店員に言う、シンジ。
「他には? どういったプレイがいいとか、こんな女の子が好みとか」
「い、いえ、あの」
シンジは、店員の「プレイ」という言葉にドキドキしていた。漠然とえろげーについての知識はあったが、まさか、そこまで詳しいことを知っているはずもなく、何と言っていいのかわからなかった。
そんなシンジを初々しく思い、店の兄ちゃんは、いくつかのソフトを選んで持ってきた。
「女の子がたくさんでてくるのは、このあたりですね。
 あとは、お好みの種類ですけど、お客さんこういうのは初めてですか?」
「は、はい」
「雑誌などを見てこういうのがしたいとかありませんでしたか?」
「い、いえ、その、僕、そういうのは見たことがなくて……」
「そうですか。恋愛シュミレーション的なものもありますし、
 レイプ、スカトロ、SM、痴漢……」
店員は次々と質問をする。
「あ、あの、僕よくわからないので、お任せします」
と、シンジは言った。店員が淡々とレイプだのSMだのと言っている言葉にも恥ずかしさを感じていたのだった。
「では、この3本くらいでしょうか、初めてということですので、
 ハードなものよりは、こういったものをお薦めしますよ」
そういうって店員は、3本を選んでくれた。
「この3本をやってみれば、だいたいのことはできますから」
「じゃあ、それください」
と、シンジは言って、店員と共にレジに向かった。

「3本で24570円になります」
「あ、はい」
シンジは、え!? そんなに高いの? と思いながらも言われるままに、財布からお金を出した。
「こちらはポイントカードとなってまして、2000円毎に1スタンプ。スタンプが10個たまりますと、
 2000円分の金券となりますので、次回購入時には是非お持ちください。
 次回から使えますので」
と、シンジにその店のスタンプカードを手渡した。
シンジは、えろげー3本とスタンプカードを受け取るとそそくさと店を出て、家に帰った。

 

 

 

 

 

シンジは家に帰ると早速アスカに、買ってきたソフトを手渡した。
「やるじゃん、アンタもたまには」
一応褒められたことで、シンジは嬉しかった。
「へえ、なになに……」
アスカは、シンジが買ってきたソフトの品定めをする。
「『手をつないで』、『痴漢』、『陵辱しませんか?』
 ……ふうん、アンタこういうの好きなんだ」
ソフトのタイトルを読み上げ、アスカはぼそりと呟いた。
「ち、違うよ、僕が好きなのはアスカだよ」
アスカに変な誤解をされたくなかったシンジは、咄嗟に言った。
「や、やあね、何いってんのよ。
 早速するわよ。アンタのパソコンかしなさいよ」
アスカはそういうとシンジの部屋にずんずんと入っていった。
「な、何で? アスカのパソコンですればいいじゃないか」
「いい、シンジ。これは、男がするゲームなの、
 女のアタシのパソコンにインストールはできないの」
と、アスカは変な理屈をこねながら、シンジのパソコンを起動し、ソフトをインストールした。

「さて、と。最初はどれからしようかな〜。
 ねえ、シンジ、アンタどれがしたい?」
「え? そ、そんな、僕、よく分かんないよ」
「よく分かんないって、アンタが買ってきたんじゃないの」
「でも、それは店員さんが選んでくれただけだから……」
「あ、っそ」
それだけいうと、アスカは、早速パッケージの説明を見て、1つのソフトを選んだ。
「ま、いいわ、これからしよっと」
アスカは、『痴漢』というソフトの説明書を取り出し、ゲームの進め方を読む。
シンジは、どうしていいのか分からず、部屋を出ていこうとした。
「ちょっと、シンジ、どこ行くのよ?」
「どこって、ここにいてもしょうがないし」
「何いってんの? アンタはここでアタシがしてるのを見てなさいよ」
「ええ!? やだよ、そんなの1人でするゲームじゃないか」
「シンジは、アタシの言うことをきく義務があるのよ」
「そ、そんなぁ」
シンジは渋々、アスカのとなりに座り、アスカがゲームをしているのに付き合わされていた。

 

 

 

 

……数分後。
何とかやり方のコツを覚えたのか、1人目の女性を、アスカは責めていた。
『ああん…あふっ、や、やめてください』
画面の中の女の子が、いやらしい声を出しながら、抵抗する。が、本気でいやがってはいない。
だんだんと、画面の中の女の子の服をはぎ取るアスカ。
「すご〜い、この人全部脱がしちゃうのかなぁ」
「そ、そんなこと知らないよ」
「電車の中よ、何でだれも気付かないのよ」
『あはん、うふっ……だめぇ。あっ、そこは……』
アスカは確実に女性の感じるポイントを撫でたり舐めたりしながら、一枚一枚服を脱がす。
とうとう、女の子は、すっぽんぽんに近いあられもない姿になってしまった。
「全部脱いじゃったよ。ホントに気付かないのかなぁ、周りの人」
けらけらと笑いながら、楽しそうにゲームをすすめるアスカ。その隣でシンジははちきれんばかりに大きくなっているモノを手で隠しながら、画面に釘付けになっていた。
モニターには、「挿入しますか?」という質問がでてきた。
すかさず、「はい」をクリックする。すると、画面が変わり、男女が交わってる絵に変わる。
「電車の中でこんな格好でできると思う?」
かなりアクロバッティングな体位でセックスしている男女の絵を見ながら、アスカは尋ねる。
「そ、そんなこと、僕分かんないよ」
「だって、おかしいじゃない。こんなすっぽんぽんの女の子が、足あげて、
 『あん、あん、いっちゃう〜』って、言ってるのよ。
 何でみんな気付かないの!? それとも、これから乱交パーティになるのかなぁ。
 エッチをする電車……なんてね〜」
「な、なに言ってるんだよ、アスカ」
かあ〜と顔を赤くしながら、シンジはうつむいている。でも、パソコンからは、女性のよがり声がどんどん聞こえてくる。その声に興奮を抑えきれないシンジは、爆発寸前だった。
画面では、2人の男女が交わり、間もなく絶頂を迎えようとしていた。
『ああ〜ん、もう、だめ、いっちゃぅ〜、あ、あ、あああん』
『お前の中にいっぱいだしてやる』
『あ、それだけはダメ、お腹の中はやめてぇぇぇぇぇぇ』
最後は同時に達し、もちろん、男性は女の子の言葉など聞き入れることなく中にだした。
「あ〜、中ダシしちゃった。変態ね、こいつ」
「で、でも、ゲームなんだし」
そういってうつむくシンジをアスカは見た。そして、シンジの股間に気付いた。
「アンタ、なに勃ってんのよ!?」
「だ、だって、そんな、声聞いたら……」
ばつが悪そうにシンジは小さな声でいいわけをする。
「だからって、アタシ以外の女で勃つことないじゃないのよ」
「し、しかたないだろ、男なんだから」
「変態、変態、変態!」
そういったもののアスカも、実は欲情していた。エッチな声を聞かされて、身体が反応していたのだった。
「で、でも、まあ、シンジがしたいなら、これからしてあげてもいいわよ」
もじもじしながらアスカが、言った。
「え? ホント? アスカぁ!!!!」
シンジはそういうと、アスカを押し倒し、かなり興奮していたこともあって、強引で乱暴にアスカに襲いかかった。
「あんっ、シンジ」
いつもと違うシンジに、アスカは少し戸惑いながらも、いつもとは違う快感と興奮を感じていた。
「アスカ……、もう、濡れてるよ。
 アスカも感じてたんだ、他の人のえっちを見て」
いつもなら上から順番に責めていくシンジだったが、今日はダイタンにもダイレクトにパンティの中に手を突っ込み、アスカのかわいらしい割れ目に指を這わしながらいった。
くちゅ、くちゅ。
アスカの身体からは愛液が沁みだしていた。
「あふっ、だ、め、シンジ。そ、んな……」
「アスカは本当はいやらしいんだ……どんどん溢れてくるよ」
指で愛液を掻き出しつつ、親指と人差し指でアスカの小さなクリトリスをつまむ。
「あんっ、そこは……ああんっ……いいっ」
くちゅっ、くちゅっ、くちゅっ、くちゅっ、くちゅっ。
さらに大きな音を立てながらシンジは執拗に、指でアスカを犯した。
「今日のアスカは、すごいね。いつもよりたくさん溢れてるよ。
 自分でもわかるでしょ? エッチだね、アスカは」
「いやっ、シンジ……ああっ……はふっ……ああ〜ん」
右手でアスカの下腹部を攻めながら、左手でシンジは、乱暴にアスカの来ていたシャツを上にまくり上げ、ブラジャーのホックもはずさず、シャツと一緒に無理やりずりあげた。アスカの形のよい乳房が露わになり、上の方でブラのゴムが締め付け、かなりいやらしい格好をシンジの前にさらけ出していた。シンジは、起用に左手だけで、自分のズボンを脱ぎながら、アスカの乳首をしたで転がす。いつもよりも激しく。そして、自分の大きくなったモノがパンツから飛び出すと、次は、アスカの短パンとぐしょぐしょになった、パンティを乱暴にお尻の方からはぎ取り、膝の辺りで、手を離した。そして、左手は、あいている方の乳首をつまみ上げ、乳房を手のひらで揉む。
アスカは、乱暴にされながらも、シンジの蠢く右手で蕾は固く充血し、膣の中はヒクヒクと痙攣し、シンジの指をはなさないようにくわえ込んで、普段とは違った快感を感じていた。
「あっ、だめっ、シンジ……ああっ、あふっ……ああんっ」
「アスカ」
シンジは、アスカの名前を呼ぶと、アスカの身体を半回転させ、うつぶせの体勢にすると、右手はアスカの中をかき回しながら左手でアスカの腹を持ち抱え、シンジの方にアスカの可愛いお尻を突き出させた。
「し、シンジ!?」
快楽に溺れながら、アスカは不安そうにシンジの名前を呼ぶ。だが、シンジはそれに答えず、右手をアスカの膣から抜くと、いきり立ったモノを一気に奥まで射し込んだ。
「ああっ……いいっ、シンジッ。……あふっ、あんっ」
普段より興奮していたためか、シンジのモノはいつも以上に膨れ上がり、より固く大きかった。シンジは、アスカの尻を見ながら、激しく出したり入れたりを繰り返し、アスカの熱い肉壁にこすりつける。
「シンジぃ、いいのぉ、きもちいいのぉ。ああ〜ん。あっ、もう、アタシ……」
アスカはいつもより早く、達しようとしていた。アスカの絶頂が近いことをシンジのペニスは感じていた。更に激しく腰を動かし、指で、アスカの赤く腫れあがった小さな豆をいじる。アスカの膣がヒクヒクとシンジのモノをきつく締め上げる。シンジもまた、放出したいとシンジの分身が訴えかけていた。

「ああああああ〜ん、いっちゃうぅぅぅぅぅ〜」
「くっ、ア、アスカぁぁぁぁぁ」
アスカがひときわ大きくよがり、体を反らせた瞬間、シンジも同時にアスカの中にたくさんの白濁液を飛ばした。
どぴゅ、どぴゅっ、どぴゅ、どぴゅっ、どぴゅ、どぴゅっ、どぴゅ、どぴゅっ。
2人は同時に絶頂に達し、果てた。

 

 

 

おわり

 

−後書き−
あんましエロくなかったですね〜。もう少しうまく書けるとよいのですけど。ある意味これは電波な作品ですから……と、いいわけなどをしてみる私。続編のネタもありますが、それはもっと電波です。はっきりいってエロくないです。でも、こっちに投稿しようと思っています。あんまり表でする話でもないですし、ね。この作品には、いろいろと突っ込まれる部分がありますが(あ、変な意味じゃないですって、書く方がいやらしいか)目をつぶってやってくださいませ。

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