2019年12月22日午後11時。
『Kindly looking』
komedokoro
「碇君・・・まだ・・・もう少しゆっくり・・・。」
「この、くら・・・い。かな。」
「そう、そこ・・いっぱい濡れてるでしょう。それを・・伸ばすような感じで。」
「駄目だ・・もう、行っちゃいそう。」
少しでも動くとズボンの生地とペニスが擦れて、いっぺんに爆発しそうだった。
「まだよ! 指を2本揃えるようにして、中指を割り入れて・・・そう・・。」
「ここ?・・・すごい・・・」
「ん・・・。はあ。そうよ・・段々、熱く、なってく・・・るで・・・しょ。」
「この・・・上のとこかな、微かに突起が有る。」
「はんっ・・んッ、そこだけど・・・つ、強すぎ、る・・・・」
「ご、ごめんっ。」
明日香の膝が震えている。割れ目の中に埋めた中指に両方の壁が吸い付いてくるようだ。
溢れてくるものが次第に熱くなって来たように思う。触れるか、触れないかの、羽のようなタッチで愛撫を始めてから40分程かけて立ったままの愛撫を続けている。腰の周りから、筋や腿。外側と内側での、触れ方の違い、スリットの愛撫から、狭い会陰部、肛門に至るせめ方。そこを触られる時の女の子の感じ方の違い。攻めてはいけない場所について。
「後ろから前に向かっての愛撫は、初めての女の子は嫌がるものなの。・・・前から後ろへ向けて撫でていくのよ。お尻側から手を回してあげてね。そう・・・ゆっくりと・・・そうよ・・・」
堪えきれなくなったのか、明日香さんの身体が前に屈もうとするのをお乳を掴むように揉むと溜息をついて逆に背中を逸らせる。胸の谷間から一気に線を引いて、濡れそぼった指で柔毛の方まで一気に撫で下ろした。
彼女の喉からひゅッと声が漏れて、それが悲鳴に替わる。
「あああっ、く・・・う。はあ、はあ、はあっ。もう、負けちゃいそう・・」
シンジはは復習のつもりで、さっき習った愛撫を忠実に繰り返し、それに口と舌の愛撫を加えた。明日香のスリットの一番下から、細い通路を抜けて、小さな蕾のようになっている場所まで指を伸ばす。そこもいつの間にか滴るほどになっている。
不思議なのは、此の距離や悲鳴の上げかたまでが、明日香とシンジのアスカはそっくりだということ。
この間、研修と称してここの別の女の子で練習させられた時、あんまり形が違う事にシンジは吃驚した。女の子の形なんて、みんな一緒だとおもっていたから。
シンジは明日香を半身に抱えながら、立った姿勢からゆっくりベッドに腰を降ろした。柔らかなウールのワンピースの下には、何も付けていないので、脚の間から明日香のスリットが開いて、桃色の内壁が見えた。喘ぐようにそこが震えている。強烈な視覚刺激と立ち上るその匂いに、頭がくらくらする程欲情してしまう。明日香の太股にわずかにズボン越しに擦れただけのシンジのペニスは射精の衝動を起こし、彼はそれに必死に耐えた。
「明日香さん・・・いいか・・な?」
「だめよ。まだ間に一つ、愛撫が残ってるでしょう。それが終らないとあなたとできないから。・・・私・・・さっきからずっと待ってるんだけどな。」
「ご、ごめん・・・」
「ふふ?それって、君の口癖なのかな?『ごめん』って。」
息が荒れているのを隠すためなのか、明日香はいつもより饒舌だった。火照った頬の赤が首筋に間で降りて来ている。こうやって普通に話している間にもシンジの指は寸時も止まらない。思わず腰をくねらせて、腿と腿をもじもじと摺り合わせる。
「あ、うん。そうなんだ・・・アスカにもよく怒られるんだ。」
「あうっ。はああん・・・指、使うの、うまく・・・はあ・・・なった・・ね。」
「指に・・・中が、まとわりついてくる・・・」
そういいながら明日香の白い下半身をベッドに押し倒す。真っ白な太股の奥に何も付けていない青白い肢体が、淡いピンクのセーターの中に広がっている。
セーターをめくると明日香は手を上げる。そのやや汗ばんだ背中に手を回し、身体を支える様にして、セーターを脱がせる。
両脚を抱え、腿の間に身体を進め、腰を割り入れる。そのまま腿の間に身体を引くように身体を沈めていく。完全に横たわった明日香の身体を両手で愛撫しながら、舌を使って中心線に沿うように下りていく。指や固くした舌が明日香のポイントを刺激する度にその肢体が跳ねる。
片方の手は乳房に残したまま、ピンクの乳輪に沿い愛撫を繰り返す。余り繰り返し過ぎても痛みを訴えるので、まるで羽で触れるように焦らすかのように指の腹でそっと転がすだけの愛撫。
ちらりと上を見ると明日香の視線とぶつかった。
挑むような目をしている。その鋭さが、自分のアスカと二重写しになる。そのまま身体が熱いものに触れる。頭を下げて下腹部から鼠蹊部を、今度は舌を広げて、べっとりと舐め取るように刺激する。
「はぁんっ・・・む、ん、っああ・・・っひ。」
明日香の身体が、振るッと震え、艶かしい声が唇から漏れる。柔毛の中に顔を埋め、ゆっくりとスリットに舌を這わせていく、舌を固くしてほんの僅か両壁に圧を加えながら進み、明日香の蕾を唇の間に挟む。そのまま上下の唇をたっぷりと唾液で濡らし、明日香のトロリとした粘液と一緒に唇の間でまぶし、銜えた蕾をこりこりと刺激し嘗め上げていく。
所謂(いわゆる)8の字の筋肉、膣と肛門両方の括約筋が互いにリンケージしその中心である会陰(えいん)俗に言う『蟻の戸渡り』への、緻密な迄の集中攻撃。シンジの長い舌と指、その繊細なタッチに明日香はまるで楽器のように弾かれ、唱わされたと言っていい。
「あっ、ひっ!ひぅ、あぅ、あんっ。だっだめぇ・・・」
悲鳴とも歓喜の声ともつかぬ嬌声が喉から発せられる。羞恥を忘れた女の声。
「あ、あうっ! ああ、あ、ああっ! はあっ、はあ、ああ、ああっ・・・・」
肉襞をかき分け赤い秘唇に沈んて行くシンジの舌。明日香は歯を食いしばり、大きくのけぞった。 さっきまで大きく開いていた太腿がシンジの頭を両側から強く挟み込み締め上げている。明日香は自分の反応が信じられない。
こんな・・・あたしの方が、こんなにされちゃうなんて・・・
「う、くうううっ・・・ん! ああっ・・・い、碇君ッ!?」
教えられた通りに浅く突いたり深く突いたり、緩急を付けてみる。唇と芯が目の前で喘いでいる。どっと僕の身体の周囲から、熱い雫が溢れてパンと張り切った円筒形の腿の下に垂れ流されていく。思わず恥丘を突き出すように腰をうごめかす。欲しい。何としても欲しいと身体が悲鳴を上げている。
「あ、ああふっ・・・身体を回転させて・・・そうしながら。んっ・・・。」
明日香の瞳がすっかり湿っている。もう、我慢が続かない。僅かこれだけの期間で、少年がプロである自分を、ここまで翻弄できるようになるとは信じられなかった。
それは、彼女自身がシンジを『仕事』の相手とは看做していないせいであったのだが、ごく当たり前の恋愛経験というものがなかった彼女はその事に未だ気づいていない。
しかし、無論それだけではない。シンジの温かく柔らかい、細く長い繊細な作りの指は、元々少女達の身体にひどく馴染みやすい天性の指とも言える物だった。
商売女達のいう『天使の指、悪魔の針』の持ち主だったのだ。
赤く縁取られた目の回りが涙で滲んでいる。
「きょ、今日は・・・何か・・・凄く上手いね。はあんっ!うくぅ・・・も、もうだめっ!」
ぶるぶるッと腰に震えが走った途端、明日香の身体の奥から、噴き出すように熱い粘液が溢れ出して来た。
ベッドの上の大きな枕の上。上半身を仰け反らせた明日香の白い肢体と頤(おとがい)が柔毛の向う側に見えた。シンジは身体を起こすと明日香の震えている濡れそぼった腰を持ち上げて身体を重ね、自分の猛々しい物で狙いをつけている。『天使の指』に続く『悪魔の針』。太さはさほどではないのだ。せいぜいが7cmか8cmくらいのものだろう。だが、その長さが尋常ではなかった。付け根から計ればおそらく30cmを優に越える。女にとって、この長さが致命的な物となる。子宮をまさに貫かれる程の刺激は、プロと言えども我を見失う。『紫雁高臍上双首』と江戸吉原から長崎にまで語り伝えられた伝説の技物である。むろんシンジはこんな事は知らない。普段はごく普通の物だし、ついこの間迄童貞だったのだから。明日香の方も、プロとは言え極限られた特定客とだけ寝る、愛人契約やCaLLが主体なのでシンジの技物がそんな特殊な刀という認識がなかった。
黒人外交官などは、長さも太さも、封筒に物を入れて膨れあげると、それが裂けてしまうという化け物迄いたのだ。
同僚があまりの巨大さに泣叫んでいたそんな物迄やすやすと飲込んで快感を得てしまう明日香の身体もまた、まさに天性の最高級の媚身と言えるのだろう。
シンジはゆっくりと明日香に身体を重ね、その部分だけを押し込んでいく。身体の他の部分に感触を逃さぬための特殊な抱き方である。あまりの快楽に声も出せなくなりパクパクと喘ぐ明日香。その予想を裏切りどこ迄もシンジの剛直は明日香を深々と挿し貫いていく。コツッと子宮頸管に先端が当たりなおもその中に潜り込もうとするかのように2度3度とノックとと圧迫が続いた。シンジはいったん身体を引くと明日香を抱きかかえて逃れられぬようかき抱いた。明日香の喉が覚悟を決めたように鳴る。
「行きますよ。明日香さん。」
「ウ、ウン・・・来て。」
シンジは腰を構えると、一気に明日香を挿し貫いた。じゅぶじゅぶと周囲から愛液が溢れ、ピンと身体を硬直させ、次に弓なりに明日香の身体が反り返って震えた。
『きゃああっ!XXXXXXXッ! XXXXXッ!』
何を叫んだか聞き取れぬ程に混濁した叫び声が、立て続けに上がった。
びくびくと身体が震えた後、夢中になって明日香はシンジにしがみついた。
ベッドに横たわっている2人。
荒れ切った息が、やっと落ち着いて来た。べっとりと汗ばんだ額のほつれ毛をシンジが剥がす。その胸の下に明日香が寄り添って脇の下にキスをする。
「惣流さんの具合は、どう? こんな仲になっちゃった以上、2人をきちんとしないと私の気がすまないわ。必ず上手くやってもらわなきゃ、悪者になっちゃう。」
「誕生日以降は、もう抵抗しなくなった。只、長くやり過ぎてぐちゃぐちゃにしてしまうと、やっぱりショックなのかな。落ちこんで悄気(しょげ)ちゃうんで、どうすればいいかなと。もうベッドでやってもいいと思う?」
「でも、まだストレートに、あなたに最後までを望んではいないんでしょう。」
「私を可愛がって、と言ったのが最後だね。無理押しすればさせてくれはするだろうけど。」
「させてあげた、やる許可を与えてあげたじゃ、お姫様のままでしょ。それじゃあ本当の喜びは得られないと思うの。思うに、惣流さんと私って凄く似たタイプだとおもうよ。その私が言うんだから間違いないわ。」
「確かに・・・でも、アスカが明日香さんみたいに優しかったら、僕はもっと幸せだとおもうんだけどね。」
シンジが冗談めかしていうと明日香はちょっと怖い顔をした。
「惣流さんが聞いたら怒るわよ。あの人自身も碇君が自分をもっとリードしてくれたらいいのにと思ってると思う。だから頑張って。」
「うん。がんばるよ。今は辛くてもきっと後でよかったと思えるなら、アスカのためにも。」
ぐったりとベッドに横たわっていた娘は、それを聞いて顔をほころばす。
「今が大事な時よ。あなたのイメージを性的なものと連動するように結び付けて意識付けるの。そうすると、あなたがいなくても、女の子はあなたの性的なイメージを思い出すわ。何か、惣流さんにとって大事な朝の行事とかってある?」
「女の子って・・・なんかわからないな。」
「あら、この方法。男の子の方がむしろ効果有るのよ。ただ女の子って、それを本能的にやるのよ。そう、惣流さんで言えば・・・赤いものを見ると、あなたは何を連想する? 惣流さんを思い出さない? それをあなたに意識付けたのは誰かしら。」
「アスカ・・・だよね。赤はあたしの色ってしょっちゅう。」
「それであなたは何を思い出す?」
「アスカの顏・・・プラグスーツ姿・・・身体の形・・・ああ、そういうことかぁ。」
確かに時分は赤とともにアスカを連想しその赤のアスカは性的な欲望の対象として中学生の頃から存在していたのを、シンジは誰よりも知っていた。何度、罪悪感とともに彼女で自慰をした事だろう。
「普通の子が、男の子に無意識にかける魔法ね。自分の事を好きな人程効果があるから、選別にもなる。赤いものを連想させるプレゼントをくれる人は多分私を好きな人ってね。金色の細工のチョカーを選んだ時、あなたは紅いバックスキンの物を選ぼうとしたでしょ? でも惣流さんは黒を貰って喜んだ。金の鎖と黒の組み合わせは色のイメージがそのインパクトの強さ、赤に似てるからよ。その上、大人になりたいと言う意識もあったでしょうね。早く大人になってあなたと結ばれたい。彼女の頭の中にあるのは多分そのことばかりよ、今。」
シンジは明日香の解説を聞いて驚嘆する。
「女の子の本能か・・・すごいね。」
「まあ、私達はそれを意識的に効果的にやる訳よ。あなたがきた日には必ず何か赤いものを味につけておいたりするの。そうやって長く一緒にいれば、元の恋人のイメージは私達娼婦の方に移って来るから。」
「そんなこと・・・するんだ。」
「商売・・・ですもの。・・・・で、さっきの話の続きだけど。」
明日香が努めて明るく言っているようにシンジには思えた。こんなに辛い思いをして生きてるのに。僕は何もしてあげられない上に、アスカとのたあい無い相談にまで乗ってもらってる。いいのか。シンジの胸の中にちくりと刺す物が有った。
「う、うん。僕に起こされる事かな?」
「あら・・・ちょっと妬けちゃうわ。でもそれっていい習慣ね。あなたもその変わりにに何か一つやってもらうといいわ。今の彼女なら喜んでやってくれるわ。」
明日香は天井を向いて朝の契約を考えはじめた。
できれば今年中に、アスカをシンジべったりの、何の抵抗もできない、ただの『女』に堕とてしまいたい。特別なお姫様ではない、男などの為に意を砕き、全てを投げ出してしまう暗愚であわれな、従うものとしての『女』、哀れむべき『女』に。
シンジに与えられる物にその全存在を委ねている全てを剥ぎ取られた『女』に。
「今日もシンちゃん、遅いわね。」
「どうせ、変なお店でもいってんのよ。もう高校生だからって積み立て預金の口座を、あたし達に返したって言うのは失敗だったわね。シンジの口座、もの凄い勢いで減っていってるわよ。」
「何でアスカがそんな事知ってるのよ。」
「だって、うちに口座の出入金確認票が送られてくるのよ。日本の金融機関て馬鹿としか言い様ないわよね。そんなのだだ漏れじゃん。生計を共にする、家族だけが家を構えるとでも思っているのかしら。家族にも知られたくない秘密の支払いだって当然あるでしょうが。そういうの全く考えてないんだから。」
「あの、アスカさん? あんたまさかあたしの見てないでしょうね。」
アスカはけらけらと笑った。
「大丈夫、あんたが馬鹿ッ高い補正下着や、全身ダイエットローションとか、効きもしないダイエット食品ににどれだけの無駄金を投じていることかを、リツコに報告したりしないわよ。」
「ふん!余計なお世話よ。ビールだってダイエット効果があるのよ。まずねビール酵母ついてはねえ。」
「あ〜、わかった、わぁった。ビールでダイエットができんなら、ドイツに肥満者はいないと言う事になるわね。死ぬ程いるわよ。200kg級が。」
アスカはこんな馬鹿話をいつまでも聞いていたかった。シンジが帰ってくれば、今日の学校の機械室での愛撫の続きを必ずしたくなるに決まっている。始ってしまったら、私の奴隷の魂は、シンジを拒んだりできない。いっその事、ミサトと一緒に寝ていようかと思ったが、ゴミ雪崩の下敷きは遠慮したかった。
「あんた担任でしょ。探しに行くぐらいすべきじゃないの?」
「見ちゃったら補導しなくちゃね。それしないって職務怠慢でしょう? やだもん。面倒な事するのも、シンちゃん補導するのも。時間が節約できる。精神衛生上嫌な事もしない。いいじゃないこれで。」
「こんなのが教師でいいんですかね。探し歩けば少しは痩せるわよ!」
「いいも何も4月からネルフに入り、幹部候補生には、地域店でアルバイト。どっちにしろその監督なんかやかやで、いそがしくなるのよん。今はシンちゃんの事はアスカに任せるわ〜。妊娠さえしなければ何したって。あ、でも妊娠しても来年の月以降なら、晴れて結婚が。」
どぼどぼどぼ・・・。
ミサトの頭の上から、冷たくなったお茶が垂れて来た。
「何すんのよ!アスカ!」
「あ、あああんた、脳みそ腐ってるんじゃないの!? し、シンジと結婚?」
「お似合いだと思うけどなあ。」
きっと顔を上げたアスカの顔が歪んでいる。頸に付けた黒のチョーカーが良く似合っている。ミサトとしてはシンジのプレゼントを肌身はなさず付けているアスカにエールを送ったつもりだったがどうやら裏目に出たようだ。
「シンジが・・・あたしをお嫁さんなんかにしてくれるわけないでしょっ。意地悪ばかりするんだから、あんな奴、嫌いよっ。」
涙の粒を飛び散らせて立ち上がると、アスカは自分の部屋にこもってしまった。
「あちゃあ、どじったな。」
ティッシュで顔を拭きながら、窓を開けて空気を入れ替えた。町の中心街に向かい、つぶやく。
「シンちゃん、アスカ、不安がってるよ。早く戻っておいで・・・。」
きらびやかなネオンの何処かにシンジは埋もれていた。
As.10-treat me nice- KINDLY LOOKING /2002-03-21